看護師の経験を活かせる職種は何?
フィールドナース、人材会社の相談担当者、検診スタッフなどになります。もちろん、看護師の資格にこだわらずその他の職種にチャレンジすることも可能ですよ!
「看護師を辞めて別の仕事にチャレンジしたい」と考えている人の中には、「自分のスキルや経歴は一般職に向いていないのではないか」と転職に不安を感じている人も多いでしょう。しかし、「未経験から始められる仕事はないだろうか?」と転職に不安を感じている人も多いのではないでしょうか?
結論から言いましたら、看護師から一般企業や臨床以外への転職は可能です。しかし、今までの経験を活かして新しいことにチャレンジしたいのであれば、職種や応募先を厳選する必要があります。今回は、看護師の経験を活かせる職種や、未経験でもチャレンジしやすい職種をまとめてみました。
目次
看護師経験を活かせる企業の求人情報
看護師資格を活かせる職種をご紹介します。
フィールドナース
フィールドナースは、主に医療機器メーカーの一員として、看護師ならではの視点で自社製品をアピールする仕事です。
実際に現場で働いていた看護師だからこそ、ニーズを把握し、そのニーズに対して自社製品がどのように貢献できるのか、看護師としての経験が活かせる職種です。
以下、フィールドナースの主な仕事内容です。
フィールドナースの主な仕事内容
- 医師に自社製品の特徴や強みを説明する
- 医療関係者向けの展示会などの開催
- 自社製品のデモンストレーション
- 製品導入後の継続的なアフターフォロー
- 年収600万円以上も可能
2017年のE&Mレポートによる医療機器メーカーの年収ランキングによると、年収500万円台前半が半数以上を占めています。
そのため、現場看護師として働くことで、年収500万円台前半から600万円台までアップする可能性が高いです。
看護師として年収アップを目指す場合、夜勤多めの勤務は必須ですが、夜勤がなくても比較的安定した勤務時間で年収アップを目指せるのがメリットです。
人材会社の採用・相談担当者
看護師全体の人手不足は深刻で、その中でも有効求人倍率は非常に高く、訪問看護ステーションなどの人材不足はさらに深刻です。
現場での看護師不足が叫ばれる中で、転職エージェントを利用する人も増えており、転職サイトや転職エージェントの中の人の求人も増加しています。看護師の転職をサポートすることは、看護師の現場からの転職に適しています。
人材会社や転職エージェント担当者としては、採用イベントの企画・実施、求人広告の従事、実際の採用面接などが主な仕事となります。看護師の経験があるため、求職者のニーズを把握し、看護師目線で求人票を作成することができます。
コールセンターオペレーター
企業の商品やサービスに関する問い合わせに対応するコールセンターオペレーター。
看護師の経験を活かせる企業には、以下のようなところがあります。
看護師経験を活かせるコールセンター
- 医療機器メーカー
- 医薬品メーカー
- 健康食品メーカー
- 医療保険会社
治験コーディネーター(CRC)
治験コーディネーター(CRC)は、被験者と医療機関や製薬企業の間に立ち、治験が円滑に進むようサポートする仕事です。
医療機関の医師の指示のもと、治験に関わる事務作業や被験者のサポート、治験データの管理などを行います。医療機関での業務が多く、看護師としての経験が活かせます。
検診スタッフ
看護師としての専門性を活かしつつも、少し落ち着いてルーチンワークのような形で業務を行って行きたいという場合には検診のスタッフもおすすめです。
看護師から一般企業への転職ならまずは情報収集から
それでは看護師から一般企業への転職をする場合にはどのような転職エージェントや転職サイトを利用すると良いでしょうか。実際に看護師としての臨床ではなく、オフィスワークやフィールドワークの仕事を探す場合には看護師としての経験を生かしたいということを前面に出し過ぎずに、広い視点で転職エージェントに相談しながら進めていく方が良いでしょう。