黒のナースシューズ、かわいいけどOKなの?

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~ナースシューズの色指定とその意味、黒でも許される職場とは?~
最近は「黒のナースシューズ、かわいい!」「足元を引き締めたい」といった理由で、黒いナースシューズを履く看護師さんを見かけるようになりました。
でも、ふと気になるのが「これって職場的にOKなの?」ということ。
多くの職場で“白のナースシューズ”が基本とされていますが、なぜ白が基本なのか?黒はNGなのか?をあらためて解説していきます。
白のナースシューズが基本とされる理由とは?
ナースシューズが白であるべきとされているのには、以下のような理由があります。
① 清潔感があるから
医療現場では清潔感が何より重要です。白は汚れが目立ちやすいため、常に清潔に保つ意識を高める効果があります。
② 視認性が高く、異物混入やケガのリスクを減らせるから
たとえば手術室などでは、器具やガーゼなどの落下物が目立つように床を白系で統一しており、白いシューズはそれに調和します。
③ 統一感を出すため
多職種が協働する医療現場では、ユニフォームやシューズに一定の規律があると、患者やスタッフ同士の視認性や信頼感にもつながります。
とはいえ「黒のナースシューズ」は本当にダメ?
では、黒のナースシューズは絶対NGなのでしょうか?
答えは「職場による」です。
黒が許されているケースも増えてきている
最近では、訪問看護やクリニック、介護施設など、白に厳しくない現場では黒もOKとしているところが増えています。特に介護施設や訪問看護などではユニフォーム自体あまり白を基調にしたものではなく、私服のような色使いのユニフォームにしていることが多いことや、外回りをするので逆に白のシューズでいる方が不自然ということもあります。
また、黒いナースシューズは汚れが目立ちにくく、引き締まって見えるため、見た目にこだわる看護師さんには人気です。
ただし病院勤務では「白指定」がまだまだ主流
特に急性期病院や大学病院、公立病院では、シューズの色や形に厳しい規定があることが多く、指定されたシューズ(多くは白)を履くことが義務となっている場合があります。
黒いナースシューズを履きたいなら、まずはここを確認
黒のナースシューズがかわいいと思っても、勝手に履くのはちょっと危険です。以下の点を事前に確認しましょう。
就業規則やユニフォーム規定をチェックする
多くの施設ではナース服・ナースシューズに関する規定が文書で示されています。
先輩や上司に相談してみる
暗黙のルールや職場ごとの雰囲気もあるので、周りのスタッフがどうしているかを参考にしましょう。
イベントや特例のときだけ履く方法も
ナースの日、病棟の記念イベント、ナースコールの統一デザイン日などに特別に黒を取り入れる例もあります。
黒シューズが認められる職場の特徴
黒いナースシューズを導入しやすいのは、次のような職場です。
このような事業者は、若い人が経営者や管理職になっていたり、ユニフォーム自体が私服や白以外のカラーになっていることも多く、白い靴に対してそれほどこだわりが強いわけではないという傾向があります。
一方、大学病院や大規模病院、手術室などでは統一感と規律が重視され、白一択でないと注意を受けることもあるので注意が必要です。
黒のナースシューズ、OKかどうかは職場次第
ナースシューズは白が基本とされる理由がありますが、近年は多様化が進み、黒も選択肢に入るようになってきました。ただし、すべての職場で自由に履けるわけではありません。
「ちょっと黒も試してみたいな…」という時は、まずは規定を確認し、周囲と調和しながら取り入れていきましょう。
かわいさと現場対応力を両立させるのが、プロナースの第一歩かも!?