お局とは？語源や意味、おきょくじゃないよ、読み方は「おつぼね」
看護roo！が無料で丁寧な転職サポートを提供
看護師不足の今、働く人は大切にされています。
プツっと限界が来る前に転職の情報収集を。
職場で耳にすることのある「お局（おつぼね）」という言葉。読み方を間違えて「おきょく」と覚えている人もいますが、正しくは「おつぼね」です。江戸時代の大奥に由来するこの呼び名は、現代では長年勤めるベテラン女性職員を指す俗称として使われます。この記事では、お局の語源や意味、現代での使われ方を分かりやすく解説します。
お局とはどういう意味？
「お局（おつぼね）」とは、長年同じ職場で働き、経験や知識が豊富なベテラン女性職員を指す言葉です。
一般的には、業務に精通しているだけでなく、職場の人間関係やルールにも強い影響力を持つ人物を表します。中には、後輩に頼られる存在として慕われるお局もいれば、強い態度や言い方で周囲に圧力を感じさせるタイプもいます。
参考：お局とは？読み方は「おつぼね」、職場のベテラン先輩とお局の違い（介護健康福祉のお役立ち通信）
読み方は「おつぼね」、おきょくじゃない
「お局」は「おきょく」と読んでしまいそうですが、正しい読み方は「おつぼね」です。この読み方は漢字の意味というより、歴史的な呼び名からきています。知らずに間違えて読むと、少し恥ずかしい思いをするかもしれませんので注意しましょう。
お局の語源と歴史
お局の語源は江戸時代の大奥にあります。当時の大奥では、将軍に仕える多くの女性たちが厳格な序列のもとで働いており、その中で「局（つぼね）」と呼ばれる役職は、女中たちを束ねる地位にありました。この局に仕える女性を敬って「お局」と呼び、その人物は権威と経験を兼ね備えた存在だったのです。現代では、この意味が転じて、職場で影響力を持つベテラン女性職員の俗称として使われています。
現代におけるお局の使われ方
現代の職場では、お局という言葉は必ずしも役職や肩書きを意味するものではなく、職場の雰囲気や人間関係に大きく関わる人物を指すことが多いです。プラスの意味で使われる場合もあれば、「口うるさい」「融通がきかない」というマイナスのニュアンスで使われることもあります。特に介護や看護の現場では、新人や異動者がまず直面する影響力のある先輩を指して使われることも少なくありません。
お局は本当に悪い存在なのか？
お局と聞くとネガティブなイメージを持つ人も多いですが、必ずしも悪い存在とは限りません。経験や知識が豊富で、急変時にも的確な判断ができるお局は、チームの支えになることもあります。ただし、態度や発言が強すぎて後輩を萎縮させる場合、職場の雰囲気が悪くなり、生産性や定着率にも影響します。重要なのは、お局本人の振る舞いと職場全体の人間関係のバランスです。
まとめ
「お局（おつぼね）」は、江戸時代の大奥で女中を束ねた役職名に由来し、現代では職場のベテラン女性職員を指す俗称として使われています。読み方は「おきょく」ではなく「おつぼね」。必ずしも悪い意味だけではなく、頼れる存在でもあり得ますが、言動によっては職場環境に影響を与える存在にもなります。正しい意味や歴史を知ることで、この言葉の背景やニュアンスを理解しやすくなります。